自分を責めるほど、同じパターンから抜けにくくなる理由
著者:玉井加菜子
この記事の要点
変われない自分を責めるほど、行動がさらに怖くなることがあります。自己否定と反応パターンの関係を整理します。
変われない自分を責めることで、次こそ動こうとしていませんか。自分を責める言葉は、一時的に奮い立たせても、失敗への怖さを強めることがあります。
「またできなかった」
「私には根性がない」
「何度同じことを繰り返すのだろう」
うまくいかなかったとき、自分へ厳しい言葉を向ける。責めなければ怠けてしまう気がして、さらに強く自分を追い込む人もいます。
自分を責めることが、変化の方法になっている
自分を責めるのは、ただ自分を傷つけたいからとは限りません。
「厳しく言えば次は頑張れる」
「反省し続ければ同じ失敗をしない」
「できない自分を許したら成長できない」
という考えから、自分を変えるために責めている場合があります。
責めること自体が、前へ進むための方法になっているのです。
責めるほど、次の行動が怖くなることもある
何かに挑戦するたび、失敗したら自分から強く責められる。その状態では、新しい行動は大きな危険になります。
失敗を避けるために準備を続けたり、先延ばしにしたり、最初から挑戦しない選択をすることがあります。
その結果、行動できなかった自分をまた責める。
こうして「責める→怖くなる→動けない→さらに責める」という循環が生まれます。
評価より、何が起きたかを観察する
できなかったときは、「良い・悪い」の評価を少し止め、出来事を分けて見てみます。
何をしようとしていたか どの瞬間に手が止まったか 何が起きることを想像したか そのとき何を守ろうとしたか 条件を小さくしたら再開できるか
観察することは、甘やかすことではありません。次の行動に必要な情報を集めることです。
無意識に繰り返している考え方や判断のパターンを、このサイトでは「無意識エンジン」と呼んでいます。
自分を責める反応にも、「変わらなければならない」「認められなければならない」という前提があるかもしれません。
責める前に、反応が起きた瞬間を見る。それが、同じ循環から少し距離を取る入口になります。
関連記事:「変わりたいのに、なぜか元の自分に戻ってしまう理由」
まずは、今の反応を整理してみませんか?
自分がわからなくなる背景には、まだ言葉になっていない怖さや判断のパターンが関係している場合があります。
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